共同研究

参加型地域教育アセスメント研究会ミーティング開催!

地域と学習者と共に実践するアセスメントと新たな教育的価値の創出
-岡山大学との協定事業「参加型地域教育アセスメントの共同開発」

2022年5月20日、オンラインミーティングにより、今年度で取組4年目となる参加型地域教育アセスメントの研究開発状況と、関連する実習教育等にかかわる各校の動きに関する情報交換を行いました。また、教育成果の可視化やアセスメント方法にかかわる技術的な議論を行い、今年度の取組及び来年度にかけての動きや実施体制について意見交換しました。

参加者として、研究開発に係る協定を結んでいる岡山大学地域総合研究所の岩淵泰先生をはじめ、今年度本格的にアセスメントに取り組もうとしている長崎県立大学の石田聖先生、新潟青陵大学の齋藤智先生、事務局の宮口優介様にご出席いただきました。弊研究所からは、福島研究所長、日下田専任講師、出川専任講師が参加しました。

会の冒頭に、福島研究所長より、多様な人々の参加によるアセスメント手法開発の意義を含めた挨拶を行い、続いて以下のようなディスカッションを行いました。
岡山大学の岩淵先生からは、矢掛町フィールドにおける過年度の調査成果の概要を共有いただくとともに、今後の地域の動きを見据えながら、段階的・着実に本研究開発を進めていきたいとの話をいただきました。
長崎県立大学の石田先生からは、五島列島をはじめとする長崎県の離島での学生実習授業「しまなびプログラム」を基盤としながら、島行政や住民側の参加によるアセスメントが実現できる取組を進めたいとの構想を共有いただきました。
新潟青陵大学の齋藤先生と宮口様からは、地域企業と連携して行われている学生地域活動「にいがたさけプロジェクト」の概要をご紹介いただくとともに、この取組が学生にとってどのような成長発達効果をもっているのか可視化していきたいとの話をいただきました。
各校の取組状況を踏まえて、日下田専任講師よりアセスメントを行う上での基本事項について確認・共有し、多様なステークホルダーがかかわる社会連携分野の活動において、どのようにそうした分析手法を適用していくことが可能なのか、論点提起をしました。

今回のミーティングは今年度の研究開発活動のキックオフとして位置づけられるものとなりました。今後、アセスメントの対象となる各校の実習教育活動へのアプローチ方法を検討しながら、研究体制を整備し、多様で特徴的な各地事例にも対応できるアセスメント手法へとさらに研究開発の段階を進めていく予定です。

参加型地域教育アセスメント研究会 次第

2022年5月20日13:30~15:00 オンライン開催

1.開会
2.研究所長挨拶
3.出席者紹介
4.議事
(1)アセスメント研究開発状況の共有(報告)
(2)関連する各校の動き紹介(報告)
(3)研究開発の視点と技術上の論点等(検討)
(4)今年度の研究開発の進め方について(意見交換)
(5)来年度に向けた体制づくりについて(意見交換)
(6)その他
5.事務連絡等
6.閉会

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