第18回EMIR勉強会を、2024年9月19日(木)にハイフレックス形式(対面会場は、大正大学)で開催いたします。(本年度も、翌日9月20日(金)に開催される第7回大学IR3機関合同シンポジウムと共同開催です!)
今回も、「一般社団法人 大学IRコンソーシアム」「株式会社ベネッセ i-キャリアまなぶとはたらくをつなぐ研究所」「大正大学エンロールメント・マネジメント研究所」の大学IR3機関共催合同シンポジウムと、統一テーマで2日間の一体イベントとして開催致します。お申込みの締め切りは9月17日(火)までとなっておりますので、今年度も多数の皆様のご参加をお待ち申し上げております。
EMIR勉強会は、「国内外で、EMやIRに取り組む大学の経営者層、実務家、大学のEMやIRに興味を持つ大学団体や教育関係者、教育・調査・ICT・コンサル等の企業人の幅広いナレッジを集積し、オープンな議論を進めることで、世界の大学のEMやIRの進展に寄与するためのプラットフォームとなる勉強会をめざす」ことを目的に、2011年3月から17回に亘り開催してきました。この度、第18回を、ハイフレックス(対面、オンライン併用)形式にて、以下の通りに開催いたします。
お申込みはこちら 【申込期限】2024.9.17 (火)
◆Program◆ テーマ:「大学を取り巻く環境変化にIRはどのように対応すべきか」
第18回 EMIR勉強会 2024年9月19日(木)13:00~17:00
会場:大正大学教室及びZoom Webinar
「環境変化に対応するためのIRの実質化への挑戦」を副題として、全国の大学で注目すべき4つの実践事例を取り上げます。効果的な学内共有の方法や、IR文化を学内に醸成するための取り組み、本来的な学修成果の測定手法や、生成AIを活用した業務効率化などをテーマとして報告することで、大学マネジメントを本当の意味で支援するIRのあり方について、ご参加者のみなさまとともにディスカッションを行います。
13:00 主催団体挨拶 大学IRコンソーシアム代表理事・大正大学EM研究所 所長 福島 真司
13:05 オープニングトーク 福島 真司(同上)
13:25 話題提供① 白藤康成氏(京都産業大学学長室IR推進室・専任専門員)
「京都産業大学の『みんなで使うIR』の推進事例」
14:00 話題提供② 日下田 岳史(大正大学EM研究所・副所長)、和田 浩行(同・研究員)
「IRが活きるとは、どのような意味か ~データを巡るA大学の各種相談事例から~」(仮)
14:35 話題提供③ 浅野 茂氏(山形大学学術研究院・教授)
「学習成果の把握のための基盤力テストの開発、実施と活用
~山形大学における実践事例を通じて~」
15:10 話題提供④ 相生 芳晴氏(学校法人上智学院 IR推進室長)
「生成AIで自由記述テキストをなんとかしてみる」
15:45 ディスカッション モデレーター 福島 真司
QA、話題提供者と参加者によるオープンディスカッション
16:55 クロージング(17時終了予定)
終了後 会費制情報交換会(申込順先着24名)
第7回IR3機関合同シンポジウム 2024年9月20日(金)13:00~17:00
会場:大正大学教室及びZoom Webinar
「学修者本位の学修成果の可視化とは」を副題として、行政、認証評価機関、民間企業、大学のそれぞれの立場から、最新の情報やデータ、実践事例を報告いたします。全国学生調査や第4期認証評価など、これからの大学を取り巻く環境変化に関する最新情報や、学生の学修行動の変化に関する全国的な傾向、可視化されたデータの学生教育への還元方法などをテーマとして報告することで、環境変化の実相やそれに対するIRの実践のあり方を、ご参加者のみなさまとともに考え、様々な立場の登壇者とともに立体的なディスカッションを行います。
13:00 会場校挨拶 大正大学 学長 神達知純
13:05 講演① 花田 大作氏(文部科学省高等教育局高等教育企画課・課長補佐)
「全国学生調査の活用に向けて」
13:40 講演② 田代 守氏(大学基準協会・事務局次長 / 評価事業部部長)
「認証評価第4期における大学評価について」(仮)
14:15 講演③ 小田桐 一弘氏(株式会社ベネッセi-キャリアまなぶとはたらくをつなぐ研究所・所長)
「新課程生受け入れに向けた大学生の能力・気質の変化について
~GPS-Academic全受検者データから見える新入生の変化~」(仮)
14:50 講演④ 俣野紘史氏(成蹊大学学長室総合企画課・主査)
「学生インタビューを活用した学修成果の可視化事例~『学修者本位』を考える~」(仮)
15:25 ディスカッション モデレーター 高橋哲也氏(公立大学法人大阪理事 / 大阪公立大学副学長)
QA、話題提供者と参加者によるオープンディスカッション
16:55 クロージング(17時終了予定)
◆開催要旨◆
急激な少子化の進行に伴い、大学を取り巻く環境はますます厳しさを増しています。中教審・大学分科会の「急激な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育の在り方に関する中間まとめ(素案)」においても、「知の総和」は「維持・向上する」とされ、そのために「質」「規模」「アクセス」のそれぞれをバランスよく確保することが求められています。これらの環境変化に対応するため、将来社会を見据えた上で、今後のIRにはどのような取り組みが求められるのでしょうか。
「教学マネジメント指針」においてもIRには大きな期待が示されましたが、IRに求められる役割と期待は、今後も引き続き拡大し続けることが予想されます。大学を取り巻く環境が大きく変化を続け、IRが対応すべき領域も広がり続ける状況下では、まずは、取り巻く環境を正確に理解し、それを踏まえたうえで、私たちIRに取り組む者の間で、着実で、効果的で、効率的な実践事例を積み上げていくことが大切です。
今回のEMIR勉強会及びIR3団体合同シンポジウムでは、「大学を取り巻く環境変化にIRはどのように対応すべきか」を統一テーマとして、2日間に亘って情報共有やご参加のみなさまとのディスカッションを行い、実践的な知見を深めることを目的とします。